良作を“手直し”することで、自分の作品をつくれる。

僕は今年、写真の作品をつくりたいと考えています。

同じように、書くこと、撮ること、演じること……などなど、あなたも自分自身の作品をつくりたいと考えたことがあるのではないでしょうか。

[ゼロからの作品づくりは大変……]

ただ、ゼロから作品をつくるというのは簡単ではありませんよね。テーマを決めるだけでも、多大なエネルギーが必要です。

そこで一つ、僕がやってみようと考えていることがあります。

それは、自分が「これは素晴らしい!」と思った過去の作品を、自分なりに“手直し”して作品にするということ。

著作権の侵害じゃないの?と思われるかもしれませんが、充分考慮すれば問題ないと思います。たとえば過去の作品から継いだ要素に、現代性を含む新しさを掛け合わせてみる。

それは自分の視点やアイデアを加えるということですから、オリジナルの作品と言えます。

日本茶ブランド「green brewing」なんかは、コーヒーのようにハンドドリップでお茶を淹れるところに現代性がありますよね。

加えて逃げ恥の恋ダンスみたいに、“観たひとが踊れる”機能性があると尚よさそう。

[作品=伝統性×現代性×機能性]

ということで僕は、作品=伝統性×現代性×機能性と考えて、作品づくりに励んでみたいと思います。

この考え方は僕が普段している仕事と、アートディレクターの葛西薫さんをインタビューした日経ビジネスオンラインの記事を参考にしています。

長文ですが引用しますね。

本当にスタンダードといわれる商品は、たいがい人が気づかないところで、丹念に微細な修正をずっと続けているものだと思います。

川島:修正? モデルチェンジ、ではなくて?

葛西:ええ。モデルチェンジという言葉には「一新」という響きがありますが、それまで培ってきた大切な何かを失う恐ろしさもある。モデルチェンジというより、むしろ、手直しとか手入れ、といった感覚に近いのではないでしょうか。

失われそうなものを見直し、修正することで、その商品の魅力を時代に合わせて微調整しながら、未来につないでいく。そうやって、長きにわたって使われているスタンダードな商品って、ある意味で永遠に完成した商品にならないということでもあります。完成したらそこで変化をやめちゃいますから。スダンダードな商品は、「未完成を続けている」とも言えると思います。

引用:よい商品は、未完成なんです。:日経ビジネスオンライン

何が発端になって、心に火がつき、作品として昇華していくのかはあなた次第。

どんな作品づくりにおいても通用する考え方の一つだと思います。