僕が「もとくらフォト散歩」でほんとうに大切にしたいこと

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12月10日の土曜日に、世田谷区の松陰神社前でフォトウォークとワークショップをやる。

もとくらフォト散歩 in 松陰神社前12月10日(土)

写真がいつもよりお洒落で、可愛い。

「灯台もと暮らし」のアートディレクションをしてくれているおぎゆかさんのおかげ。

僕だけで撮影するなら、こんな絵はつくれない。

peatixのイベントページは、概要とスケジュールだけを載せて、簡潔に伝えている。

もしかしたら、「灯台もと暮らし、どうしたんだろう……? そのふんわりした『もとくらフォト散歩』って」と思われているかもしれない。

間違いなく、いつもより変化球だ。

だからこそ、いま、どうして「もとくらフォト散歩」をやるのか。
自分のために、振り返ってみるよ。

「もとくらフォト散歩」の概要を引用する。

クリスマスが近づくこの時期、ケーキを食べたり、焼き菓子をつくったりする機会が増えるのではないでしょうか?

そこで12月10日(土)の13時〜、松陰神社前の街歩きを楽しみながら、焼き菓子やスイーツをおいしく撮る方法をお伝えするワークショップを開催します!

松陰神社前には、クリスマス時に食べたくなるものがたくさんあります。町を歩いて、撮って、おいしいものを食べませんか?

日時:12月10日(土)13時〜17時
集合場所:松蔭神社前駅
場所:松蔭神社前駅周辺と、カフェ&ショップ「ハイムッシュ」
東京都世田谷区代田1-30-12)
URL:http://www.rstudio.co.jp/studio_info.php?showno=467
参加費:1,500円(ワンドリンク別途)

・おいしい料理を食べられるお店がたくさんある松陰神社前だから、
・クリスマスのこの時期、スイーツを撮影することが多くなるから、

地域と季節をかんがえて、撮影テーマを焼き菓子やケーキに。
ぼくらの日常生活に役立てると考えた。

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photo-walk-8-8photo/タクロコマ art direction/荻原由佳

そもそも、どうして松陰神社前でやるのかも振り返りたい。

 

11月からスタートした「移動する編集部」。

「灯台もと暮らし」を運営している株式会社Waseiでは、11月から「移動する編集部」という取り組みをはじめた。

「移動する編集部」と銘打ち、東京都内で貸し出されているレンタルスペース等を1〜2ヶ月程度レンタルしながら、そこを取材執筆スペース兼イベントスペースとして活用していく。

移動し、場を持つことは“自分たちの働き方、そして事業的な実験”でもある。

メディアをつくりはじめて約2年間、いろんな地域を訪問し、取材し、そうして気づいた。

・さらに良質なコンテンツをつくるためには、取材する前の段階から、ぼくら自身が地域に馴染むことが必要だということ。

飲み交わしてからじゃないと話せないことがある、みたいなことはやっぱり本当。

一回きりの取材よりも、信頼してもらってからお話を聞く。
そのほうが、より個人の核心に迫っていける。

理想は、メディアを超えたひととのつながり。

取材対象者に“二度会いに行く”メディアと、当初は編集部内で言い交わしていた気がするけど、そういう仕事以上の関係を体現するためにやるんだと思っている。

・場所に縛られず移動する働き方があってもいいんじゃないか?

という声も、とてもおおきかった。
みんな自然と思っていることだと感じる。

このふたつが移動する編集部をはじめたもっともな理由。

今回は「移動する編集部」と「もとくらフォト散歩」という新しい取り組みがはじまったから、自分たちがなにを大切にしているのか、時として見失ったり、読者に伝わらなかったりすることもあると思う。

けれども新しいことをはじめる時、はじめた時には、大切にしてきたことと新しいことの共通点が見えづらくなることは、きっとよく生まれるのだろう。

 

その町とひとの暮らしを、知って、見て、自分で考えたい。

参加してくれるひとと共有したい、ぼくが大切にしたいこと。

・「もとくらフォト散歩」でも「灯台もと暮らし」でも僕がやりたいことは、生き方や暮らし方の“あたらしい、自分自身の見方”を持って帰ってもらうことです。

自分の視点をもつには、自分の目で見て、体験するのがいちばんの方法だと思っているから。

これまでの取材をとおして、いろんな暮らし方や生き方を選んできたひとたちをお話を聞かせてもらって。そして見てきた。

「あの人の、この暮らしぶりにはびっくりしたけれど、こういう理由で納得した。自分にもできそうだ」だとか「あれが印象的で共感できた」とか。

知って、見て、自分で考えて。

自分の体験でしか、僕は、信じることも実践することもできないと感じているから。

取材で学び、自分自身が実践する。
というのも「灯台もと暮らし」の特徴かもしれない。

参考:これからの暮らしを考えるために【ぼくらの学び】特集、はじめます。

でも、ぼくら編集部が、初対面でもその方の暮らしぶりを体感できるのは、取材するときにアテンドしてくれる方がいるからで。

参考:【徳島県神山町】地域の未来を考え続けていくために

今度は自分たちが、そういう役割を担いたい。

僕らがつくるコンテンツから、自分がほしい暮らしを知ってもらって、さらに自分の目で見て、体験する。

そうすると、きっとそのひとが自分の一歩をふみだす大きなきっかけになれると思う。

 

「もとくらフォト散歩」でやりたいこと。

「もとくらフォト散歩」でやりたいことをまとめると、参加してくれるひとたちと一緒に

1)その町で生活しているひとたちの暮らし方や生き方を見て、知って、考えること。

体験をすることが大事。のちのち、きっとそのひと自身の暮らしに役立つことになる。

2)写真を撮るための知識や技術をお伝えし、学び合うこと。「もとくらフォト散歩」に参加してもらうからには、すぐに役立つことも持って帰ってもらいたい。

 

「移動する編集部」でやりたいこと。

さいごに、「移動する編集部」で僕自身がやりたいことも。

・表層ではなく一層ふかくにある、暮らしを伝えること。ひとりでも、仕事の関係ではなく個人としての関係を築けたらいいな。信頼してもらうからこそできる取材をすること。

・僕の周りにいてくれるようなひとたちの、時に助けになり、時に役立つ生き方・暮らし方を伝えること。

「もとくらフォト散歩」は名前がふんわりして、宙に浮いている感があるかもしれない。

けど、しっかりと、これまでの取り組みの先にある地続きのことだ。